彫刻家 速水史朗さん  まりりん

2014年02月26日

旅ここ!まりりんです♪


先日、多度津小学校で行われた小学6年生による
卒業制作
ブログはこちら

講師の先生は
彫刻家・速水史朗さん
でした。


浜街道を三豊方面に向かうと、左側に観えるモダンな建物。
皆さん観たことあるでしょう?

そこが、速水先生のアトリエなんです!!!


足を踏み入れたくてウズウズしていた私に、ついにその機会が!
速水先生に、アトリエを案内していただきました\(^o^)/
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◆速水 史朗(はやみ しろう)◆
1927年香川県仲多度郡多度津町生まれ。
1949年、徳島工業専門学校機械科(現徳島大学工学部)卒。
1964年から高松で個展をはじめ、1968年から東京を中心に個展を続ける。
1969年から現代国際彫刻展、現代日本彫刻展、神戸須磨離宮公園現代彫刻展等、野外彫刻展に精力的に出品、数々の賞を受ける。
1991年香川県文化功労者表彰。
1996年紫綬褒章受章。
1997〜98年「おおらかな大地−速水史朗」展開催。
2000年『シローの旅』出版。
2002年「速水史朗展−風土記(さぬきうた)−」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)。
2005年よんでん芸術文化賞、旭日小綬章。


アトリエは、ご自宅とは別。
白方地区にあります・・・


先生の作品がたくさん!
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歩きながら作品の説明をしてくださいました。
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先生のお気に入り♪
庭から観たアトリエの壁。
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青空にグンとそびえたつその壁は、道路側からは観ることができません。
とても貴重なショット!
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そして、いよいよアトリエの中へ・・・!

こちらで先生は作品を制作しています!!
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今はある企業からの依頼を受け、大作を牟礼まで行って制作中とのこと。
石の作品は加工場まで行き、粘土の作品(小さなもの)はこのアトリエで生まれています。


実は!
先生の作品は、以前取材させていただいた
三谷瓦工房さん
で焼きあげているんです!!

大きな作品は三谷瓦工房さんで制作することも(^O^)


使用する道具たち。
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先生が手に持っているのは「たたき棒」
こちら、自家製!
粘土を叩いて鍛えるそうです。
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棚には、これまで仕上げた作品の模型が!
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デッサンを図面におこし、模型を作ってから制作にとりかかるのだそうです。

こちら、東京都庁!
私たちが普段目にしている様々な彫刻を、先生は世に送り出しているのですね・・・
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さあ、ご本人に登場していただきましょう!
速水史朗さんと、奥さまのトシコさん。
速水先生は多度津中学校の理科教師。
奥さまは同校の音楽教師
だったんです♪
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なれそめなんかも聞いちゃって、むふふなわたくし。
以前ブログにも書きましたが、先生は理科教師をしながら彫刻を学び、そこから美術教師へと転身したのです!
”好きなことを一生懸命し続けると、必ず夢は実現する”
ということを、先日の卒業制作授業で6年生に教えてくださいましたね(^^)



ここで、先生の作品集から
いくつか作品をご紹介していきます。
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「オバケ」
こちらは初期の作品。
この作品の制作が、三谷瓦工房さんとの出逢いだと先生は語ります。
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「しばり」
粘土に真鋳を巻いています!
真鋳を巻いたまま焼くと溶けてしまうので、一度巻いて型をつけ、はずしてから窯へ入れて焼き、その型に合わせて巻き直して造るのだそう。
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「セクション’82」
わざとヒビを入れた作品。
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「KAWARA’90」
2000点もの彫刻を集結させた作品!!
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「海の形」
こちらは石の作品。
多度津の海が埋め立てられる際、とり壊される堤防を使って制作した作品なんだそうです!
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企業などから依頼をいただき、現地まで行ってはイメージを膨らませて造る作品。
社会的背景を投影した作品。

様々なコンセプトを持った作品が数多くあるのですが・・・


作品を大量生産して選ばない
ことが先生のこだわり。
「良いも悪いも皆一緒」
これは、教師時代、子どもたちに教えてきたことです(^^)

「KAWARA’90」のように2000点もの彫刻を制作した時も、大量に焼いた中から選んだのではなく、2000点だけを造り、一つの作品へと仕上げていったのです。

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教師をしていた頃から作品展に出展したり、銀座で個展を開き、現在では日本だけでなく、世界中に先生の作品が存在しています。
公園、会社、学校。
私たちの生活の一部となっています。



教師であり、彫刻家。
しかし、先生は”二足のワラジ”ではありませんでした。
学校ではあくまで”教師”。
家に帰れば、自転車で三谷瓦工房へ行き、作品制作に没頭。
頭はきりかえても、どちらの経験も、どちらの糧へとなっています。


86歳の今でもその志、手から出る想いと力は衰えることがありません。

これからも、私たちに素晴らしい作品を残していって下さいね(^^)


お忙しい中取材させていただき、ありがとうございました!


【関連ブログ】
瓦ができるまで「三谷瓦工房」
いぶし銀☆な三谷瓦工房の大塚さん
卒業制作@多度津小学校
posted by tabicoco at 23:41 | Comment(2) | 職人・伝統★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「良いも悪いも皆一緒」

「・・し続けると夢は実現」

いろいろな経験をされた速水先生だからこそ
言える言葉・・そして、重みのある言葉。

なかなか・・分かっていてもそうできないの
が現実。 それだけに、ずっしりと響きます。

外観は見えても、見ることができないアトリエ
の中や先生の作品など・・紹介ありがとうござ
いました。

先生のエネルギーを感じつつ、多度津の宝物を
またひとつ実感した瞬間でした。
Posted by 継続は力なり at 2014年02月28日 19:10
コメントありがとうございます♪

激動の時代をかけぬけ、今がある先生のお言葉は本当に心に響きますね(^^)

アトリエの中で先生の作品についてお話を伺え、とても貴重な体験をさせていただきました!
Posted by maririn at 2014年03月07日 01:00
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